2023.05.15
鉄骨造から木造へ
近年、各業界のSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みが大きく求められています。
その中で、建設業界が貢献できることの一つに、木造建築が挙げられることをご存じでしょうか。
もちろん、建設工事自体がCO2の排出など環境破壊に直結することは避けられません。
しかし、その主材料を木材にすることで、
鉄骨や鉄筋コンクリートと違い資材の再生産が可能となります。
そして、森林サイクル(植える→育てる→使う→植える)の促進につながり、
CO2の削減、持続可能な社会の貢献に繋がるのです。
今までは、中・大規模建築といえば鉄骨造や鉄筋コンクリート造が主流で、
住宅や小さな事務所等が木造というイメージが強かったと思います。
ですが現在は、木造建築でも在来工法の他に、2×4工法やSE構法といった
コストダウンを図れて且つ大空間の設計も可能な、中・大規模木造建築が増加しており、
新たな選択肢の一つとして注目されています。
また、木造建築にすることで、鉄骨造とは違った暖かみのある空間を作ることができ、
建物自体の軽量化にもなり、地盤改良のコストを下げるなどといったメリットも多く挙げられます。
環境面はもちろん、その他メリットも考慮した上で、今後倉庫や施設などの建築を考えている方は、
木造建築を視野に入れて計画してみてはいかがでしょうか。